認定プロセスとは

IB認定プロセスとは

学校や教育機関が国際バカロレアを導入し、公式なIB認定校としてIB教育を提供するためには、国際バカロレア機構(IBO)の定めた認定プロセスを完了する必要があります。IB認定までには、学校や導入するIBプログラムによって異なるが、通常は2〜3年の時間を要します。

IBは世界中の学校に、挑戦的でユニークな教育プログラムを提供しているが、世界共通の認可プロセスに基づいてIBを導入することで、学校がどこにあっても、同じ高水準のIB教育を提供できます。

IB認定校になるということは、IBプログラムを提供する世界4,700以上の学校の仲間入りをすると当時に、常に成長し発展し続ける教育者コミュニティの一員になることを意味します。IBはグローバル教育促進の新たな可能性として、教育機関、政府、国際機関との関係を通じて、更に強化されています。

IB認定校(IBワールドスクール)となるには

IBのどのプログラムであっても、実施する前にはIBによる認定を受けなければなりません。
認定プロセスは、学校が以下の手順を遂行しやすい構成になっています。

  • IBワールドスクールとなる意思を決定する
  • IBプログラムの特質と認定要件を理解する
  • IBプログラムを実施する準備が整っていることを説明する
  • IBプログラムを長期にわたって持続する計画を立てる

認定プロセスは数段階に分かれており、段階ごとに明確な目標と期間が定められています。

IBプログラムの実施に伴い、学校の在り方には様々な変化が起こり得ます。
認定プロセスの期間中、学校を支援するためのガイドラインは以下の通りです。

出典:「DP:学校のための認定ガイド」より

1) 検討段階

スクールインフォメーションフォームを国際バカロレア機構(IBO)のWebサイトからオンラインで提出し、IBに関心のある学校として、基本情報(学校名、校長名、住所など)を登録します。この登録を受けて、国際バカロレア機構より学校に対して、IB関連資料が送付されます。

※IBに関してある程度の情報を得られたあと、更なる情報が必要な場合や、IBに関心がある、または追加の情報が欲しいなどの場合は、IBウェブサイトから『コンタクトフォーム』から問い合わせが出来る。

2) 候補校申請

候補校申請の前に、IBの教育理念、IBプログラムの構成、そして認定要件等を把握し、学校の現状でIB導入が可能かを検討が必要です。検討の結果を学校の現状と照らし合わせ、IBプログラムを実施するにあたって必要な事項を明らかにします。その結果、IBワールドスクールの認定を申請すべきかどうか判断します。

通常学校が踏むステップはこちら

候補校申請の手配

認定プロセスは学校が『Application for candidacy(候補校申請書)』を記入し、その他の関係書類を揃えるところから始まります。国際バカロレア機構に候補校申請書および関係書類を提出し、受理されると、候補校となれる。『Application for candidacy(候補校申請書)』の提出には、学校がIBプログラムおよびその実施による影響の事前検証を済ませ、その結果IBワールドスクールとなるために必要な対応策を講じる強い意志と、それを反映できる行動計画が伴うように準備する必要があります。

候補校申請を国際バカロレア機構に提出する承認期限は毎年2回、4月1日または10月1日が締切日となっています。各学校が認定を受けたい時期から逆算して、申請時期を決めていきます。(認定タイムライン参照:https://www.ibo.org/become-an-ib-school/timeline-and-stages/) 候補校申請書類を提出する際に必要な申請費は、6,100シンガポールドル(SGD):約50万円(2018年4月現在)。

候補校申請への必要書類と確認事項はこちら

3)候補校段階

候補校と認められた後は、IB認定の要件に対応するうえで必要な活動を学校が実行することになります。特に注意が必要なのは、各教員が担当教科または担当職務についてIB公認の教員研修活動による適切なトレーニングを確実に受けられるよう、教員研修計画をできる限り早期に実施することです。認定要件が遅滞なく完了するよう、スケジュールを入念に検証することも求められる。教員には『Application for authorization(プログラム認定校申請書)』と同時に提出するコース概要書を起案することが求められているので、事前に各種ワークショップに参加し、準備しておくことが望ましいです。

候補校となったすべての教員には、IBオンライン・カリキュラム・センター(OCC)のアクセス権が与えられ、このウェブサイトからIBの各種刊行物や教材を入手したり、全世界の学校教員とともにIBプログラムに関連するトピックについてオンライン・フォーラムに参加することが可能となります。

候補校段階でのステップはこちら

4)認定校段階

IB認定校となった後も、学校は国際バカロレア機構による5年に一度の定期評価訪問を受ける必要があります。定期評価訪問は、全ての学校が国際バカロレア機構による訪問を受けるわけではなく、訪問を受ける場合、学校には1年前に事前連絡があり、訪問に際して認定前の確認訪問と同様の対応を行う必要があります。

5)国際バカロレア導入に必要な費用

学校がIBを導入するためには、IB申請手数料と試験費用、国際バカロレア機構(非営利団体)へ教育プログラムを実施にあたって提供されるサポート費用などの支払いが必要となります。

IBステータスに応じて、必要な費用は以下のように異なります。

IBに関心のある学校と候補校
認定プロセスを管理するコストとして、IB導入のための申請手数料を支払う必要があり、候補校として認められた後、IBプログラムを実施する際は、毎年、候補期間中としての会費を支払う必要があります。
認定校
IBワールドスクールに認定された学校は、様々なサービスの代償として年会費を支払う必要があります。
その他費用
上記以外にIB導入と実施には、申請費用、確認訪問費用、試験費用、定期評価訪問費用なども学校が負担する必要があります。PYP、MYP、DPのすべてを導入する学校は、費用割引を活用することが可能です。

必要な費用の詳細は、国際バカロレア機構サイトの"Fees and Services(英語ページ)"をご参照ください。

6)1条校が国際バカロレア認定校になるにあたっての留意事項

学校教育法第1条で規定されている学校が国際バカロレアの認定校になるためには、学校教育法等関係法令と国際バカロレア機構の定める教育課程の双方を満たす必要があります。各学校においては、学習指導要領が定める各教科等の目標、内容と国際バカロレアのカリキュラムの内容を比較し、国際バカロレアのカリキュラムに学習指導要領が定める内容を補うなどして、両方の内容を適切に取り扱えるよう、教育課程を工夫して編成・実施することが求められます。

IB認定の手引き詳細リンク

文部科学省のページにあります「国際バカロレア認定のための手引き」をご参照ください。